【2025年最新】クリエイター向けPCの選び方

動画編集、3DCG、イラスト制作、DTM... クリエイティブ用途に最適なPCスペックを ソフトウェア別に解説します。

クリエイターPCとゲーミングPCの違い

「ゲーミングPCを買えばクリエイティブ作業もできる」と思っていませんか? 実は、用途によって重視すべきパーツが大きく異なります。

パーツ ゲーミングPC クリエイターPC
CPU ゲーム性能(シングルスレッド)重視 コア数・マルチスレッド性能重視
GPU GeForce(ゲーム最適化) GeForce(CUDA)またはQuadro/RTX Pro
メモリ 32GBで十分 64GB〜128GB推奨
ストレージ ゲーム容量重視 速度重視・大容量・バックアップ構成
💡
ポイント:クリエイティブ作業では、CPUのコア数とメモリ容量が作業効率を大きく左右します。 ゲーミングPCより「地味なスペック」が重要になることが多いのです。

動画編集向けスペック

使用するソフトと扱う素材の解像度によって、必要スペックが大きく変わります。

Adobe Premiere Pro / DaVinci Resolve

🎬 フルHD編集(YouTube・SNS向け)

CPURyzen 7 9700X / Core i7-14700
GPURTX 5060 / RTX 4060(VRAM 8GB以上)
メモリ32GB(DDR5-6000)
ストレージNVMe SSD 1TB + HDD 2TB
予算目安20〜25万円

🎬 4K編集(本格的な映像制作)

CPURyzen 9 9900X / 9950X / Core i9-14900K
GPURTX 5070 Ti / RTX 5080(VRAM 16GB)
メモリ64GB(DDR5-6000)
ストレージNVMe SSD 2TB + NVMe SSD 2TB(素材用)
予算目安35〜50万円
💡 ポイント:4K素材のプレビュー再生にはGPUのVRAMが重要。 Premiere ProはNVIDIA CUDAに最適化されているため、GeForce推奨です。

🎬 8K編集・RAW映像(プロフェッショナル)

CPURyzen 9 9950X / Threadripper
GPURTX 5090 / RTX 6000 Ada
メモリ128GB(DDR5)
ストレージNVMe SSD 4TB(PCIe 5.0)+ RAID構成
予算目安80万円〜

動画編集でのGPU活用

  • Premiere Pro:CUDA(NVIDIA)でエフェクト処理・書き出し高速化
  • DaVinci Resolve:GPU依存度が非常に高い。VRAM大容量必須
  • After Effects:主にCPU依存だが、GPU対応エフェクトも増加中

3DCG・VFX向けスペック

Blender、Maya、3ds Max、Cinema 4Dなどの3Dソフトは、 レンダリング方法(CPUレンダリング or GPUレンダリング)によって最適構成が異なります。

レンダリング方式の違い

CPUレンダリング

V-Ray、Arnold、Cycles(CPU)など

  • コア数が多いほど高速
  • Ryzen 9 / Threadripper推奨
  • メモリ大容量必須

GPUレンダリング

Octane、Redshift、Cycles(GPU)など

  • VRAM容量が重要
  • RTX 5080/5090推奨
  • 複数GPU構成も有効

Blender ユーザー向け構成

🎨 Blender 本格制作

CPURyzen 9 9900X(CPUレンダリング用)
GPURTX 5080 16GB(Cycles GPU用)
メモリ64GB以上(シーンが複雑なほど必要)
ストレージNVMe SSD 2TB
予算目安40〜55万円
💡 ポイント:BlenderのCyclesレンダラーはGPUレンダリングが圧倒的に高速。 NVIDIA GPUならOptiXレイトレーシングで更に高速化できます。
⚠️
VRAM不足に注意: 3DCGでは複雑なシーンでVRAMが不足するとレンダリングがCPUにフォールバックし、 大幅に時間がかかります。本格的な制作にはVRAM 16GB以上を推奨します。

イラスト・デザイン向けスペック

Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO PAINTなどの2Dソフトは、 意外とCPUとメモリが重要です。

🖌️ イラスト・デザイン制作

CPURyzen 7 9700X / Core i7-14700
GPURTX 5060 / RTX 4060(Photoshop GPU高速化対応)
メモリ32GB〜64GB(大判・レイヤー多数時)
ストレージNVMe SSD 1TB〜2TB
モニター4K / 色域sRGB 100%以上
予算目安20〜30万円
💡 ポイント:CLIP STUDIOやSAIは軽量ですが、Photoshopで 大判(A1以上)・多レイヤーの作業をするとメモリを大量消費します。 余裕を持って32GB以上を選びましょう。

カラーマネジメントについて

デザイン・イラスト制作では、モニターの色精度も重要です。 PC本体だけでなく、sRGBカバー率100%以上のモニターへの投資もお忘れなく。 印刷物を扱う場合はAdobe RGBカバー率99%のモニターを推奨します。

DTM・音楽制作向けスペック

DAWソフト(Cubase、Logic Pro、Ableton Live、FL Studioなど)は リアルタイム処理が重要なため、シングルスレッド性能とレイテンシが鍵になります。

🎵 DTM・音楽制作

CPURyzen 7 9700X / Core i7-14700K
GPU内蔵GPUまたはエントリーGPUでOK
メモリ64GB推奨(オーケストラ音源など大容量サンプル用)
ストレージNVMe SSD 2TB(サンプルライブラリ用に大容量)
その他オーディオインターフェース必須
予算目安20〜30万円(オーディオI/F別)
💡 ポイント:DTMではGPU性能はほぼ不要。 その分の予算をCPU・メモリ・オーディオインターフェースに回しましょう。 KONTAKTなどの大容量サンプラー音源を使う場合はメモリ64GB必須級です。
🎧
静音性も重要: レコーディング環境では、PCのファン音がノイズになることがあります。 静音パーツの選定や、録音ブースとの隔離も検討しましょう。

VTuber・配信向けスペック

VTuber活動や高品質なゲーム配信には、ゲーム+配信ソフト+トラッキングソフトを 同時に動かす必要があり、マルチタスク性能が重要です。

📺 VTuber・ゲーム配信

CPURyzen 9 9900X3D / Ryzen 9 9950X
GPURTX 5070 Ti以上(NVENC必須)
メモリ64GB(OBS+ゲーム+VTubeソフト同時起動)
ストレージNVMe SSD 2TB + 録画用HDD/SSD
予算目安40〜60万円
💡 ポイント:
  • NVENC:NVIDIAのハードウェアエンコーダー。CPU負荷なしで高品質配信
  • Live2D/3Dモデル:トラッキングソフト(VTube Studio等)はGPUを使用
  • ゲーム性能:配信しながらでも快適にプレイするにはハイスペック必須

配信でNVIDIA GPUを選ぶ理由

OBS Studioなどの配信ソフトは、NVIDIAのNVENCエンコーダーに最適化されています。 NVENCを使えば、CPUに負荷をかけずに高品質なH.264/H.265(HEVC)/AV1エンコードが可能。 RTX 50シリーズは第9世代NVENC搭載で、AV1エンコードも高画質・高効率です。

PC'Artsのいえあ侍 クリエイター向けおすすめ構成

🎨 動画編集・イラスト制作向け

約35万円〜
CPUAMD Ryzen 9 9900X(12コア/24スレッド)
GPUNVIDIA RTX 5070 Ti 16GB
メモリDDR5-6000 64GB
SSDNVMe 2TB(PCIe 4.0)+ 2TB(素材用)
電源850W 80+ Gold

🎬 3DCG・映像プロダクション向け

約55万円〜
CPUAMD Ryzen 9 9950X(16コア/32スレッド)
GPUNVIDIA RTX 5080 16GB
メモリDDR5-6000 128GB
SSDNVMe 4TB(PCIe 5.0)
電源1000W 80+ Platinum

クリエイティブ作業に最適な一台を

「このソフトを快適に使いたい」「将来的に4K編集もしたい」
お客様の制作環境に合わせた最適な構成をご提案いたします。

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