クリエイターPCとゲーミングPCの違い
「ゲーミングPCを買えばクリエイティブ作業もできる」と思っていませんか? 実は、用途によって重視すべきパーツが大きく異なります。
| パーツ | ゲーミングPC | クリエイターPC |
|---|---|---|
| CPU | ゲーム性能(シングルスレッド)重視 | コア数・マルチスレッド性能重視 |
| GPU | GeForce(ゲーム最適化) | GeForce(CUDA)またはQuadro/RTX Pro |
| メモリ | 32GBで十分 | 64GB〜128GB推奨 |
| ストレージ | ゲーム容量重視 | 速度重視・大容量・バックアップ構成 |
動画編集向けスペック
使用するソフトと扱う素材の解像度によって、必要スペックが大きく変わります。
Adobe Premiere Pro / DaVinci Resolve
🎬 フルHD編集(YouTube・SNS向け)
| CPU | Ryzen 7 9700X / Core i7-14700 |
|---|---|
| GPU | RTX 5060 / RTX 4060(VRAM 8GB以上) |
| メモリ | 32GB(DDR5-6000) |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB + HDD 2TB |
| 予算目安 | 20〜25万円 |
🎬 4K編集(本格的な映像制作)
| CPU | Ryzen 9 9900X / 9950X / Core i9-14900K |
|---|---|
| GPU | RTX 5070 Ti / RTX 5080(VRAM 16GB) |
| メモリ | 64GB(DDR5-6000) |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB + NVMe SSD 2TB(素材用) |
| 予算目安 | 35〜50万円 |
🎬 8K編集・RAW映像(プロフェッショナル)
| CPU | Ryzen 9 9950X / Threadripper |
|---|---|
| GPU | RTX 5090 / RTX 6000 Ada |
| メモリ | 128GB(DDR5) |
| ストレージ | NVMe SSD 4TB(PCIe 5.0)+ RAID構成 |
| 予算目安 | 80万円〜 |
動画編集でのGPU活用
- Premiere Pro:CUDA(NVIDIA)でエフェクト処理・書き出し高速化
- DaVinci Resolve:GPU依存度が非常に高い。VRAM大容量必須
- After Effects:主にCPU依存だが、GPU対応エフェクトも増加中
3DCG・VFX向けスペック
Blender、Maya、3ds Max、Cinema 4Dなどの3Dソフトは、 レンダリング方法(CPUレンダリング or GPUレンダリング)によって最適構成が異なります。
レンダリング方式の違い
CPUレンダリング
V-Ray、Arnold、Cycles(CPU)など
- コア数が多いほど高速
- Ryzen 9 / Threadripper推奨
- メモリ大容量必須
GPUレンダリング
Octane、Redshift、Cycles(GPU)など
- VRAM容量が重要
- RTX 5080/5090推奨
- 複数GPU構成も有効
Blender ユーザー向け構成
🎨 Blender 本格制作
| CPU | Ryzen 9 9900X(CPUレンダリング用) |
|---|---|
| GPU | RTX 5080 16GB(Cycles GPU用) |
| メモリ | 64GB以上(シーンが複雑なほど必要) |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB |
| 予算目安 | 40〜55万円 |
イラスト・デザイン向けスペック
Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO PAINTなどの2Dソフトは、 意外とCPUとメモリが重要です。
🖌️ イラスト・デザイン制作
| CPU | Ryzen 7 9700X / Core i7-14700 |
|---|---|
| GPU | RTX 5060 / RTX 4060(Photoshop GPU高速化対応) |
| メモリ | 32GB〜64GB(大判・レイヤー多数時) |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB〜2TB |
| モニター | 4K / 色域sRGB 100%以上 |
| 予算目安 | 20〜30万円 |
カラーマネジメントについて
デザイン・イラスト制作では、モニターの色精度も重要です。 PC本体だけでなく、sRGBカバー率100%以上のモニターへの投資もお忘れなく。 印刷物を扱う場合はAdobe RGBカバー率99%のモニターを推奨します。
DTM・音楽制作向けスペック
DAWソフト(Cubase、Logic Pro、Ableton Live、FL Studioなど)は リアルタイム処理が重要なため、シングルスレッド性能とレイテンシが鍵になります。
🎵 DTM・音楽制作
| CPU | Ryzen 7 9700X / Core i7-14700K |
|---|---|
| GPU | 内蔵GPUまたはエントリーGPUでOK |
| メモリ | 64GB推奨(オーケストラ音源など大容量サンプル用) |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB(サンプルライブラリ用に大容量) |
| その他 | オーディオインターフェース必須 |
| 予算目安 | 20〜30万円(オーディオI/F別) |
VTuber・配信向けスペック
VTuber活動や高品質なゲーム配信には、ゲーム+配信ソフト+トラッキングソフトを 同時に動かす必要があり、マルチタスク性能が重要です。
📺 VTuber・ゲーム配信
| CPU | Ryzen 9 9900X3D / Ryzen 9 9950X |
|---|---|
| GPU | RTX 5070 Ti以上(NVENC必須) |
| メモリ | 64GB(OBS+ゲーム+VTubeソフト同時起動) |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB + 録画用HDD/SSD |
| 予算目安 | 40〜60万円 |
- NVENC:NVIDIAのハードウェアエンコーダー。CPU負荷なしで高品質配信
- Live2D/3Dモデル:トラッキングソフト(VTube Studio等)はGPUを使用
- ゲーム性能:配信しながらでも快適にプレイするにはハイスペック必須
配信でNVIDIA GPUを選ぶ理由
OBS Studioなどの配信ソフトは、NVIDIAのNVENCエンコーダーに最適化されています。 NVENCを使えば、CPUに負荷をかけずに高品質なH.264/H.265(HEVC)/AV1エンコードが可能。 RTX 50シリーズは第9世代NVENC搭載で、AV1エンコードも高画質・高効率です。
PC'Artsのいえあ侍 クリエイター向けおすすめ構成
🎨 動画編集・イラスト制作向け
約35万円〜| CPU | AMD Ryzen 9 9900X(12コア/24スレッド) |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5070 Ti 16GB |
| メモリ | DDR5-6000 64GB |
| SSD | NVMe 2TB(PCIe 4.0)+ 2TB(素材用) |
| 電源 | 850W 80+ Gold |
🎬 3DCG・映像プロダクション向け
約55万円〜| CPU | AMD Ryzen 9 9950X(16コア/32スレッド) |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5080 16GB |
| メモリ | DDR5-6000 128GB |
| SSD | NVMe 4TB(PCIe 5.0) |
| 電源 | 1000W 80+ Platinum |
クリエイティブ作業に最適な一台を
「このソフトを快適に使いたい」「将来的に4K編集もしたい」
お客様の制作環境に合わせた最適な構成をご提案いたします。