推奨スペックの罠 ─ なぜ「推奨」では不満が残るのか
ゲームの公式サイトに記載されている「推奨スペック」。これを見て「このスペックなら大丈夫」と思っていませんか? 実は、推奨スペックには大きな落とし穴があります。
推奨スペックの実態
メーカーの「推奨」
- 解像度:1080p
- 画質:中〜高設定
- フレームレート:30〜60fps
- レイトレーシング:OFF
快適にプレイしたい場合
- 解像度:1440p〜4K
- 画質:最高設定
- フレームレート:100fps以上
- レイトレーシング:ON
特に競技性の高いFPSゲームでは、144fps以上が当たり前の世界。 「推奨スペック」のマシンでは、敵より先に撃たれてしまう可能性があります。
解像度別おすすめ構成【2025年最新】
お使いのモニターの解像度に合わせて、最適なスペックを選びましょう。 2025年現在、1440p(WQHD)が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
🎮 フルHD(1080p)ゲーミング
エントリー〜ミドル144fps以上を安定して出したい方向け。eスポーツタイトルなら240fpsも狙えます。
| CPU | AMD Ryzen 5 7600 / Intel Core i5-14400F |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5060 / AMD RX 9060 XT |
| メモリ | DDR5-6000 32GB(16GB×2) |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB以上 |
| 予算目安 | 15〜20万円 |
🎮 WQHD(1440p)ゲーミング
おすすめ!高画質と高フレームレートを両立。2025年の主流解像度で、最もバランスの良い選択です。
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X / Ryzen 7 9800X3D(最強) |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5070 Ti / AMD RX 9070 XT |
| メモリ | DDR5-6000 32GB(16GB×2)CL30 |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB(PCIe 4.0以上) |
| 予算目安 | 25〜35万円 |
🎮 4K(2160p)ゲーミング
ハイエンド最高画質で没入感を追求。レイトレーシングONでも快適にプレイしたい方向け。
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D / Ryzen 9 9900X3D |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5080 / RTX 5090 |
| メモリ | DDR5-6400 64GB(32GB×2) |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB〜4TB(PCIe 5.0推奨) |
| 予算目安 | 45〜70万円 |
人気タイトル別 ─ 本当に必要なスペック
ここからが本題です。人気ゲームタイトルごとに、「快適にプレイするために本当に必要なスペック」を解説します。 公式推奨スペックとの比較もご確認ください。
Monster Hunter Wilds(モンスターハンターワイルズ)
📋 公式推奨スペック
- CPU: Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
- GPU: RTX 2060 Super / RX 6600
- RAM: 16GB
- ※1080p・60fps・中設定・フレーム生成ON
✅ 当店おすすめスペック
- CPU: Ryzen 7 9800X3D
- GPU: RTX 5070 Ti / RX 9070 XT(VRAM 16GB)
- RAM: DDR5-6000 32GB
- SSD: NVMe 2TB(必須)
- ※1440p・60fps以上・高設定
Black Myth: Wukong(黒神話:悟空)
📋 公式推奨スペック
- CPU: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
- GPU: RTX 2060 / RX 5700 XT
- RAM: 16GB
- ※1080p・60fps・高設定
✅ 当店おすすめスペック
- CPU: Ryzen 7 9800X3D
- GPU: RTX 5070 Ti(レイトレならRTX 5080)
- RAM: DDR5-6000 32GB
- SSD: NVMe 2TB
- ※1440p・60fps以上・最高設定
Elden Ring(エルデンリング)+ Shadow of the Erdtree
📋 公式推奨スペック
- CPU: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
- GPU: GTX 1070 / RX Vega 56
- RAM: 16GB
✅ 当店おすすめスペック
- CPU: Ryzen 5 7600 / Core i5-14400F
- GPU: RTX 5060 / RX 9060 XT
- RAM: DDR5-6000 32GB
- ※1440p・60fps・最高設定
Cyberpunk 2077 + Phantom Liberty
📋 公式推奨スペック(RT Ultra)
- CPU: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
- GPU: RTX 4080
- RAM: 20GB
✅ 当店おすすめスペック
- CPU: Ryzen 7 9800X3D
- GPU: RTX 5080(Path Tracing ON)
- RAM: DDR5-6000 32GB
- ※1440p・60fps以上・RT Ultra
VALORANT / Apex Legends(競技系FPS)
📋 公式推奨スペック
- CPU: Core i3-4150 / Ryzen 3 1200
- GPU: GTX 1050 Ti / RX 570
- RAM: 8GB
- ※60fps想定
✅ 競技向け推奨スペック
- CPU: Ryzen 7 9800X3D(最重要)
- GPU: RTX 5060 以上
- RAM: DDR5-6000 32GB
- モニター: 240Hz〜360Hz
- ※240fps以上安定
CPU選びのポイント【2025年版】
2025年現在、ゲーミングPCのCPUはAMDが圧倒的優位です。 特に「3D V-Cache」搭載モデルが最強の座を維持しています。
🏆 2025年ゲーミングCPUランキング
- AMD Ryzen 7 9800X3D 現行最強。96MBの3D V-Cacheがゲームに効く。8コア/16スレッド。
- AMD Ryzen 9 9900X3D / 9950X3D ゲーム+配信・クリエイティブ作業の両立に。
- AMD Ryzen 7 9700X コスパ重視なら。X3Dに迫る性能を低価格で。
- Intel Core i5-14600K Intel派なら。6P+8Eコアでマルチも強い。
2024年発売のCore Ultra 200S(Arrow Lake)はゲーミング性能でAMD Ryzen 9000に劣ります。 NPU(AI処理ユニット)搭載が特徴ですが、ゲーム用途では現時点で活用場面が限られます。 ゲーミング目的なら14世代Core i5/i7か、AMD Ryzenを選びましょう。
AMD vs Intel 選び方の目安
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ゲーム最優先 | AMD Ryzen 7 9800X3D | 全ゲームで最高fps |
| ゲーム+配信 | AMD Ryzen 9 9900X3D | ゲーム性能とマルチスレッドを両立 |
| コスパ重視 | AMD Ryzen 5 7600 / 9600X | 十分な性能を低価格で |
| Intel派・予算控えめ | Intel Core i5-14400F | 価格と性能のバランス良好 |
グラフィックボード選びのポイント【2025年版】
2025年はNVIDIA RTX 50シリーズとAMD RX 9000シリーズが出揃いました。 解像度と予算に応じて最適なGPUを選びましょう。
NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ
| モデル | VRAM | おすすめ解像度 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 32GB GDDR7 | 4K 最高設定 | 約35万円〜 |
| RTX 5080 | 16GB GDDR7 | 4K / 1440p RT | 約18万円〜 |
| RTX 5070 Ti ⭐ | 16GB GDDR7 | 1440p 高fps | 約12万円〜 |
| RTX 5070 | 12GB GDDR7 | 1440p | 約9万円〜 |
| RTX 5060 | 8GB/16GB GDDR7 | 1080p | 約5万円〜 |
AMD Radeon RX 9000シリーズ
| モデル | VRAM | おすすめ解像度 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| RX 9070 XT ⭐ | 16GB GDDR6 | 1440p | 約10万円〜 |
| RX 9070 | 16GB GDDR6 | 1440p | 約9万円〜 |
| RX 9060 XT | 8GB/16GB GDDR6 | 1080p | 約5万円〜 |
- NVIDIA:レイトレーシング性能◎、DLSS 4(フレーム生成)が強力、配信(NVENC)も高品質
- AMD:コストパフォーマンス◎、消費電力が低い、レイトレなしなら互角
メモリの選び方【2025年版】
2025年のゲーミングPCにはDDR5メモリが標準です。 容量は32GB、速度は6000MHz(MT/s)を基準に選びましょう。
📊 2025年メモリ推奨スペック
| 規格 | DDR5(DDR4はもう古い) |
|---|---|
| 容量 | 32GB(16GB×2)が新標準 |
| 速度 | 6000MHz(AMD) / 6400〜8000MHz(Intel) |
| レイテンシ | CL30〜CL36が理想 |
なぜ32GBが必要?
Monster Hunter WildsやBlack Myth: Wukongなど、最新AAAタイトルは16GBでは不足気味。 ゲーム中にDiscord、ブラウザ、配信ソフトなどを同時起動すると、16GBでは明らかにカツカツです。 2025年以降は32GBがスタンダードと考えてください。
おすすめメモリ
- G.SKILL Trident Z5 Neo RGB DDR5-6000 CL30 ─ AMD向け最適化(EXPO対応)
- CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5-6000 CL36 ─ Intel/AMD両対応、デザイン◎
- Crucial Pro DDR5-6000 CL36 ─ コスパ重視、シンプルデザイン
ストレージの選び方【2025年版】
最新ゲームは1本で100〜150GBを超えることも。 NVMe SSD 2TB以上を推奨します。
PCIe 4.0 vs PCIe 5.0
| 規格 | 速度 | おすすめ |
|---|---|---|
| PCIe 4.0 | 最大約7,000MB/s | ◎ 十分高速、コスパ最良 |
| PCIe 5.0 | 最大約14,000MB/s | ○ 最速だが高価・発熱大 |
結論:ゲーム用途ならPCIe 4.0で十分です。 PCIe 5.0は体感差が小さく、価格と発熱のデメリットが大きいため、予算に余裕がある場合のみ検討を。
おすすめSSD
- Samsung 990 Pro 2TB ─ 最速クラスのPCIe 4.0、信頼性◎
- WD Black SN7100 2TB ─ 高速・低発熱・コスパ良好
- Crucial T500 2TB ─ 価格重視なら
- WD Black SN8100 2TB ─ PCIe 5.0最速、予算があれば
PC'Artsのいえあ侍 おすすめ構成
ここまでの情報を踏まえて、当店がおすすめする構成をご紹介します。 すべてのPCは「世界一の美配線」でお届けします。
🎮 エントリー構成
約18万円〜1080p/144fps、1440p/60fps を目指す方に
| CPU | AMD Ryzen 5 7600 |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5060 16GB |
| メモリ | DDR5-6000 32GB |
| SSD | NVMe 1TB(PCIe 4.0) |
| 電源 | 650W 80+ Gold |
🎮 ミドル構成(一番人気)
約30万円〜1440p/100fps以上、最新AAAタイトルを快適に
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5070 Ti / AMD RX 9070 XT |
| メモリ | DDR5-6000 32GB CL30 |
| SSD | NVMe 2TB(PCIe 4.0) |
| 電源 | 850W 80+ Gold |
🎮 ハイエンド構成
約50万円〜4K/レイトレーシングで妥協なく遊びたい方に
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
|---|---|
| GPU | NVIDIA RTX 5080 16GB |
| メモリ | DDR5-6400 64GB |
| SSD | NVMe 2TB(PCIe 5.0) |
| 電源 | 1000W 80+ Platinum |
あなたに最適な構成をご提案します
「このゲームを快適に遊びたい」「予算内で最高のPCを組みたい」
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